『聖剣伝説2』で進行不能になった思い出とは?

聖剣伝説2』は、1993年に発売されたスーパーファミコン用アクションRPGです。シリーズで唯一100万本を超えたヒット作ですが、「進行不能になるバグ」がいくつもある問題作でもありました。例えばボス戦が終わるタイミングで特定の行動を取ると進行不能になったりします。このことを知らずにプレーしていて、進行不能になってしまった子どもが続出したのです……。

まだイベント中だと思ってヒントを探した

「ダークリッチを倒した後に進行不能になったけど、実はまだボス戦が続いていると思ってボスのいない部屋を歩き回った」「ボス部屋から出る方法があると思って探し回ったがどうにもならなかった」などを経験した人は少なくなかったはず。

進行不能でも自キャラは自由に操作できるので、まだイベント中だと思っている子どもも多かったですね。筆者も先に進む方法があるのではと思って、母親に攻略本を買ってもらいました。

長い間セーブしていなくて泣いた!

「セーブをするのを忘れたままダークリッチ戦で進行不能。それまでの中ボス戦もやりなおしだし、精霊のマントが落ちたのもなかったことになった」「なぜかいきなりフリーズしてしまって進行不能になった。かなり長い間セーブしていなかった!」などで号泣した人は多かったはず。

進行不能はボス戦以外のシーンでも突然起こりましたから、セーブせずに長時間プレーしていて起こると最悪でしたね。苦労して倒したボスもやり直しになるのでショックが大きかったでしょう。

音楽が一切消えて不気味だった

「ボスもいない部屋に閉じ込められまま、音も一切消えてしまった」「ランディたちの足音だけ響いているのが怖かった」などのホラー体験もできるゲームでした。ボス戦後に進行不能になるとBGMが全て消えてしまうバグでした。無音の空間で主人公たちの足音だけというのは確かにホラーゲームのようでしたよね。

ボスが消えた!

「戦闘中にいきなりボスが消えてしまった」「戦闘中に画面外に消えるボスが消えたまま出てこなくなった。何かボスが出てくる方法があると思っていろいろ試したけど無理で、結局リセットした」というバグを経験した人もいたでしょう。これも進行不能バグの一つ。ボスに攻撃が当てられないのですから、どうあがいても撃破できず、リセットするしかありませんでした。

格好良く魔法で倒したが……

「ポポイのダイヤミサイルでとどめをさせたので『今の格好良かった』と思ってたら進行不能に」「魔法でうまくボスを倒せたので満足していたら、閉じ込められて進めなくなった」などもありました。

「魔法でボスにとどめをさす」と進行不能になりやすかったようです。ただ、『聖剣伝説2』は魔法が強いゲームですから、知らないまま魔法を使い、進行不能になった人も多かったのです。

『聖剣伝説2』は他にも、仲間が倒したボスと一緒に消滅してしまうバグ、セーブデータがロードできなくなるバグなど、致命的なバグが盛りだくさんでした。当時はバグの原因が明らかでなかったので、ただただ困惑するばかりだったでしょう。『聖剣伝説2』はリメークされていて、そちらではこうした致命的なバグは修正されています。昔ひどい目に遭った人はリメーク版を遊んでみましょう!

(松田ステンレス@dcp)

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