サッカー漫画の金字塔ともえいる『キャプテン翼』。さまざまなサッカー漫画において唯一ともいえるほど、世界最高のサッカー選手といわれるリオネル・メッシをはじめ、全世界のサッカー少年に大きな影響を与えた作品です。
この漫画の特徴のひとつが、読者を魅了する「必殺シュート」。
主人公・大空翼の「ドライブシュート」や、日向小次郎の「タイガーショット」などが有名です。しかし中には、立花兄弟の「スカイラブツインシュート」など、「確かにすごいけどそれはむちゃだろ」と思えるものもあります。今回は、そんな現実的ではないけど「すごい必殺シュート」を7選、紹介します。
トルネードアロースカイウイングシュート
ブラジルユース代表のカルロス・サンターナが翼や小次郎のシュートを参考に編み出した必殺シュート。体をグルッと一回転させながら、蹴り足を手で引っ張ってしならせ、さらに蹴り足を地面にぶつけながら蹴ります。旋回力と二段階の反動を加えているためその威力は絶大。日本代表のGK・若林の腕を破壊しました。
ダブルオーバーヘッドシュート
ワールドユース編のブラジル戦で翼と岬が披露した必殺シュート。ただでさえ難しいオーバーヘッドを二人で繰り出し、しかも両者が正確にボールを捉えないといけないウルトラC難度の技です。通常のツインシュートはJリーガーが再現していましたが、このダブルオーバーヘッドシュートはそう簡単ではないでしょう。
ビッグ・バンシュート
ワールドユース編のメキシコ戦で、メキシコ代表の「アステカ太陽の五戦士」たちが繰り出した必殺シュート。二人の選手の足でボールをギュッと挟み込んで押しつぶし、そのボールを強靭(きょうじん)な肉体を誇るガルシアが蹴ります。つぶれたボールを打ち出すことでボールが不規則に動き、その威力は絶大でした。
反動蹴速迅砲
中国ユース代表の肖俊光が使うシュートで、相手が放ったシュートに瞬間的に反応して蹴り返すもの。威力をさらに倍加させることができるため、相手のシュートが強ければ強いほど威力が高まります。作中では小次郎の雷獣シュートを打ち返していました。ただ足への負担は大きく、多用したことで肖俊光は足を痛めることになりました。
レヴィンシュート
スウェーデンユース代表のステファン・レヴィンが使用する必殺シュート。足裏で削るようにしてボールにスクリュー回転をかけ、それを強力なキックで打ち出すもの。まるで銃の弾丸のように突き進むボールは非常に高い破壊力を持ち、若林をはじめ名ゴールキーパーたちの腕を次々に破壊しました。
龍の咆哮
ドイツ代表のカール・ハインツ・シュナイダーが使う必殺シュート。先ほど紹介したレヴィンシュートを反動蹴速迅砲で打ち返し、それをさらにシュナイダーの必殺シュートのファイヤーショットで打ち返すもの。どんなゴールキーパーでも取ることができないほどの速度と威力を誇ります。
ジャンピング雷獣シュート
日向小次郎の放つ雷獣シュートは、地面を蹴ることで足をしならせ威力を増大させる強力なもの。それを空中で繰り出すのです。まず小次郎が飛び上がり、その真下で翼がオーバーヘッドの体勢で足を上に向けます。そして小次郎は翼のスパイクの裏側に足を引っ掛けて雷獣シュートを放ちます。合体シュートの中でもむちゃだと思える一つです。
キャプテン翼に登場する、むちゃだけどものすごい威力を誇る必殺シュートを紹介しました。この中の「反動蹴速迅砲」はJリーガーが再現して話題になりましたが、実際に試合の中で使うとすると難しいでしょうね。
(松田ステンレス@dcp)
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