『ダイの大冒険』を読んで「自分の想像していたドラクエと違うと思ったところ」は?

DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』は、1989年から1996年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された人気漫画。タイトルにあるように、人気ゲーム『DRAGON QUEST』(以下、ドラクエ)の世界観や設定をモチーフにしており、作中にはドラクエの魔法や武器、用語が登場します。しかし、中にはゲームのドラクエのイメージとは異なる描写もありました。そこで今回は、『ダイの大冒険』のどんな所に、「自分の想像していたドラクエと違う」と思ったのかを、聞いてみました。

勇者がおじさん

「ドラクエ3の勇者をイメージしていたので、アバンが出てきたとき『おじさんじゃん』と思った」

「ドラクエ=勇者が若くて格好いいというイメージを持っていたので、巻髪クルクルのアバンはなんか違った」

連載開始時は、「ドラクエ1~3」の勇者をイメージしていた人が多かったでしょうから、アバンの見た目にギャップを感じた人もいました。ただ、その振る舞いはまさしく勇者でしたよね。

相手に触れないとホイミが使えない

「ホイミは唱えたらピロリロリンとけがが治るものだと思っていたので、相手に触れないと癒やせないのはイメージと違った」

「患部に触れてじんわりと治療する描写が思っていたホイミと違った」

ホイミをはじめとする回復魔法の使用方法や作用は、原作ゲームとかなり違っていましたね。使用者の魔力によって効果が違うのも面白いポイントでした。

薬草をそのまま食べていた

「薬草はすり潰して使うと思っていたので、そのまま食べたのにはびっくりした」

「ポップがそのままモシャモシャ食べていたが、思っていたイメージと違った」

食べたポップは非常に苦そうな顔をしていましたね。使用方法のイメージは人それぞれで異なるかもしれませんが、味については「苦い」で満場一致でしょう。

バギクロスが本当にクロスしていた

「バギクロスはものすごい竜巻だと思っていたので、バギッ!クロス!と腕を交差させて放っていたのは想像と違ってびっくりしました」

「想像と違ってかまいたちのような描写だった」

ゲームでは巨大な竜巻が起こる魔法。しかし本作では腕を「X」の字を書くように交差させて、風の刃を放っていました。原作ゲームと大きく解釈の異なった魔法の一つです。

メガンテの使用方法や威力

「島を破壊するほどメガンテの威力が大きかったので驚いた。相手のこめかみに指を突き刺す使い方も想像と違った」

「アバン先生やポップが使うとき、北斗神拳のように相手のこめかみに指を差し込んでいたのがイメージと違った」

「自爆する」という効果は同じですが、相手に指を突き刺して道連れにする描写や大きすぎる威力にゲームとのギャップを感じた人が多くいました。確かに北斗神拳(北斗残悔拳)みたいでしたね(笑)。

『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』にはゲームと同じ魔法や道具が登場しますが、このようにその解釈が大きく違っているため、ゲームが好きな人ほどギャップを感じたものです。とはいえ、斬新かつ魅力的な解釈が付与されている場合も多く、それも本作を面白くしている要素でした。機会があれば、「ゲームとはどう違うか」に注目して読んでみるといいかもしれませんね。

(松田ステンレス@dcp)

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