やってしまった!「ミニ四駆ダメダメ改造」とは?

ミニ四駆』の醍醐味の一つが「改造」です。オリジナルの改造を施して、自分なりのミニ四駆に仕上がった瞬間は得も言われぬ達成感を味わうことができましたね。

ただ、大人でも改造は難しいものなので、ブーム当時の子供たちはたいてい改造に失敗しました。中には、取り返しがつかないくらいのダメダメ改造を施すこともありましたね。

タイヤに溝をつけようとカッターで切り込む

タイヤのイボイボを切り取ってスリックタイヤにしようとしたり、タイヤの改造は着手しやすいため失敗する子供も多くいました。新しいタイヤを買うお金もないですから、泣く泣くそのまま走らせるしかありませんでしたよね。

軽量化のためにバンパーを切り取る

ローラーの有用性を知っていないときは、必要のない部分と思いがちです。特にサイドバンパーはニッパーで切り取りやすいという罠。同じように切り取って失敗した人も多いでしょう。

スポンジタイヤを削りすぎる

スポンジタイヤはどこまで削っていいのか分からないのも失敗する要因。タイヤとはいえ、スポンジタイプはややお高めでしたから、失敗したときのショックも大きかったですよね。

シャシーに穴を開けすぎる

これは代表的な改造失敗あるあるですね。初期のミニ四駆は自分で肉抜きする必要がありましたが、子供は肉抜きし過ぎてしまうこともしばしば。軽くなったはいいけど、耐久性を損なうのは避けたいところです。

ボディーを焼けた彫刻刀でずたずたにする

多くの人は運転席のカバー部分を切り取ろうとして失敗しますよね。一番目立つ場所だけに、失敗してズタズタになると恥ずかしい思いをします。場合によてはバランスが悪くなって遅くなることも……。

グリスを塗りすぎて詰まる

改造というよりも速く走らせるための工夫ですが、完全にダメダメです。しっかりなじませる前に走らせると、故障の原因にもなります。ただ、子供だと思いっきり塗ればいいと思っても仕方ないですよね。

シャフトをライターであぶる

「シャフトを火であぶると硬度が上がり、変形にしにくくなる」といわれていますが、どれだけ効果があるのかは謎でした。

粘土で埋めてみた

安定したコーナリングのためにはある程度の重さが必要といわれていましたが、さすがに粘土で埋めるのは悪手。ただうまく工夫すれば速くなるような改造ができたかも!?

子供のころは、何気なく雑誌で見た情報や、聞きかじったことを参考に、よく分からないまま改造を施すことも少なくありません。その結果、ダメダメな改造になってしまうのはある意味で避けては通れないことでしょう。これも、ミニ四駆が「誰でも自由に改造して楽しめるもの」という証ですし、楽しみ方の一つですね。

(松田ステンレス@dcp)

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