「ファミコンカセットを貸して後悔した思い出」とは?

ファミコンカセットの貸し借りは、当時誰もが経験したことでしょう。ただ、中には「貸さない方が良かった」と、貸したことを後悔するような経験をした人も少なくありません。そこで今回は、「ファミコンカセットを貸して後悔した思い出」を聞きました。

貸したまま帰ってこない

「返してくれないまま学校を卒業して、結局返ってこなかった」

「ガキ大将みたいな上級生に貸したまま返ってこなくなり、後で聞いたら売られていた」

いわゆる「借りパク」ですね。腕っぷしの強い同級生や怖い上級生に貸すと高確率でこうなりました。人気ソフトほど餌食になったものです。

カセットのラベルが剥(は)がされた

「タイトルなどが書かれたラベルをビリッと剥がされたことがあります」

「貸した相手の妹がカセットのラベルを爪で剥がしてしまい、セロテープで止められた状態で返ってきた。中古ゲーム屋に売れなくなったのが残念だった」

ラベルはソフトの顔ともいえる部分ですから、破かれたり汚されたりするとテンションがだだ下がりです。ただ、幼い妹の行為だと怒るに怒れませんよね……。筆者も『ツインビー』のラベルを剥がされたことがありますよ。

セーブデータが消された

「ドラクエ3のセーブデータが消されてしまった」

「『1番のデータは残してね』とお願いしていたのに、結局全部のデータが消されてしまい、泣く泣くイチから再スタートした」

「返ってきたドラクエのセーブデータが全て見知らぬ名前になっていた」というのも、当時よくあったこと。故意でなくても消えることがありましたから、「データは消えるもの」として貸すしかありませんでしたね。

母親に名前を書かれた

「カセットを貸すときに、親が勝手にカセットの裏面にフルネームで名前を書いた。名前がデカデカと書かれて恥ずかしかった」

「自分のものだと分かるよう、母親に勝手に名前を書かれた。ゲームには名前を書かない派だったのでがっかりました」
親に名前を書かれた人も意外と多いようです。ただ、誰のものか分かるようになりますから、借りパク防止策としては有効だったかも。

また貸しをされた

「貸した相手がそのソフトを別の同級生に貸してしまい、返してもらうのが面倒になった」

「クラスの友達の家に遊びに行ったら、なぜか別の友達に貸したはずの自分のドラクエ4があり、よく聞いたらまた貸しだった」

また貸しも当時横行していたもの。筆者もA君に貸した『ロックマン2』がA君→B君→C君とぐるり回って手元に返ってきたことがありました。ただ、所在不明になるケースも多かったので、返ってきただけラッキーだったかも。

ファミコンカセットの貸し借りでは、やはりカセットが返ってこない借りパクが最も「貸したことを後悔したこと」でしょう。ファミコン全盛期はそうしたひどい目に遭った人がけっこういたものです。今はその世代が親ですから、もし自分の子どもがゲームソフトを貸すことになった場合は、名前を書かせるなど、必要以上に慎重になるかもしれませんね。

(松田ステンレス@dcp)

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