「アラフィフ世代が子供のころ家にあったゲーム」とは?

ゲーム」といえば、今の子供はスマホゲームやテレビゲーム(携帯ゲーム機・据え置きゲーム機)を思い浮かべるでしょう。

しかし、アラフィフ世代が子供のころはまだテレビゲームが普及しておらず、ゲームといえばゲーム性があるおもちゃのことを指していました。今回はそのような「アラフィフ世代が子供のころ家にあったゲーム」について聞きました。

『生き残りゲーム』(タカトク※)

「友達が『生き残りゲーム』というおもちゃを持っていて、しょっちゅう遊びに行っていた。レバーを引いて玉が落ちる仕掛けが面白かった」

「弟が買ってもらった『生き残りゲーム』というおもちゃがありました。しばらくは弟と遊んでいたけど、先に弟が飽きてしまって、最後は私が1人で遊んでいました」

『生き残りゲーム』は7×7升のボードに玉を置き、自分のエリアのレバーを押したり引いたりして相手の玉を落とすというゲームです。ゲーム盤は正方形、玉は4色ということで、4人で遊ぶのが正式です。実際は人数が集まらなくて2・3人で遊んでいたという人もいるのではないでしょうか。穴の開いたレバーを入れ替えることで盤のパターンを変更できるのも面白い仕掛けでしたね。

『沈没ゲーム』(タカトク※)

「『沈没ゲーム』というゲームを持っていました。単純なんだけど意外と戦略性があって面白かった。ただ、あまり家に友達を呼べなかったので、4人で遊ぶ機会は少なかったですね」

「友達の家で『沈没ゲーム』を遊んだことがあります。外側に置いた玉を内側に落としていくのですが、道がつながって一気に玉が落ちた時はすごく楽しかったのを覚えています」

『沈没ゲーム』は円形のゲーム盤を使うゲームです。ゲーム盤は8つのリングで構成されており、外側のリングから中心にあるゴールに玉を運んでいきます。溝がつながると、玉が外側のリングから一気にゴール付近に転がるのは快感でした。ただ、違うゴールに落ちてしまうと外側からやり直しになるで、ゴール近辺ではつい慎重になってしまう人が多かったですね。

『パンくい競走ゲーム』(アガツマ※)

「『パンくい競走ゲーム』というおもちゃ。パンを食べる時に人形の首が伸びて口がパカっと開くのが楽しかった」

「子供のころ『パンくい競走ゲーム』というのを買ってもらった。基本的にはボタンを連打して走るという単純なゲームだったけど、なぜか夢中になっていた」

『パンくい競走ゲーム』は、走るボタンとパンを食べるボタンを操作してパン食い競走をするゲームです。食べるボタンを押すとランナー人形の首が伸び、口が開いてパンを食べるというギミックになっていました。このパンを食べる動きが見ていて楽しいゲームでしたね。

『チクタクバンバン』(野村トーイ※)

「テレビのCMで見た『チクタクバンバン』というゲームを買った。CMに出ていた家族ほどには熱くはなれなかったけど、我が家でもしばらくは楽しめました」

「ある日突然、父が『チクタクバンバン』を買ってきた。当時は細かいことがよく分からなかったが、家族で遊べるゲームは楽しかった。父はテレビで見て気になったらしいです」

『チクタクバンバン』は4×4升のゲーム盤の上を歩く目覚まし時計が転ばないよう、15パズルの要領でパネルを動かして道をつないでいくというゲーム。目覚まし時計にはとぼけた顔のイラストが描かれていますが、ゲームはまさにリアルタイムで進行するスリリングなものでした。テレビCMもオンエアされていましたが、アメリカ人の家族が夢中になって遊んでいる様子を覚えている人もいるのでは?

『ポケットメイト』(トミー※)

「『ポケットメイト』のシリーズが好きで、幾つか持っていました。基本的にはアスレチックとか野球とかの、玉を使ったゲームが好きでしたね。戦車のシューティングみたいなやつも面白かったです」(東京都・50歳男性)

「昔はよく『ポケットメイト』というおもちゃの迷路ゲームで遊んでいました。難しくてなかなかゴールできなかったので、飽きずに遊べたんだと思います」

『ポケットメイト』というのは、手帳サイズの小さいおもちゃです。プラスチックの筐体に、迷路やシューティングゲームなどが作られていました。小さい玉を使ったゲームが多かったのですが、将棋や『ダイヤモンドゲーム』のような古典的なゲームもあり、世代を超えて楽しめるおもちゃでした。

テレビゲームがなかった昔は、玉や人形を使ったゲームのおもちゃがたくさんありました。昔からのロングセラー商品が今でもそのまま販売されていることもありますが、近年は生産中止になっていたおもちゃが復刻するケースもあるようです。

スマホゲームも楽しいですが、このような昔ながらのおもちゃを探し、遊んでみるのもいいかもしれませんね。

※メーカー名は商品発売当時のものです。

(松田ステンレス@dcp)

コメント

タイトルとURLをコピーしました