ブラウン管のテレビが一般的だった時代には、ネコがテレビの上で寝そべっているのはごく普通の光景でした。ネコが後ろ向きの場合、しっぽをぶらんぶらんと動かすので画面が見にくい!なんてことも。現在は液晶などの薄型テレビが普通ですので、ネコもテレビので上くつろぐことができなくなりましたが……。
ただし、今でもネコ飼いの人はテレビについていろいろ苦労することがあるようです。今回は「猫を飼っている家のテレビあるある」を聞きました。
液晶に肉球の跡や毛がついている
「ネコの肉球の跡がついています。かわいいけど」
「静電気のせいなのかネコの毛が付きやすい。よく見るとけっこう付いている」
肉球の跡はかわいいですね。でも、爪で引っかかれると表面の保護シートが破れるかもしれませんので、注意しないといけません。
一番盛り上がるシーンでテレビの前に来る
「サッカー中継に夢中になっていると必ずモニターの真ん前に座る。どけても何度も座る。絶対にわざとだと思う」
「DVDで映画を見ていると盛り上がっているシーンで必ずネコも見に来る。邪魔で画面が見えないので膝に抱っこすることになる」
ネコは人間の邪魔をするのが趣味なのかもしれませんね。新聞を読んでいると、紙面の上に寝そべって邪魔をするというのも、よくあること。飼い主が自分以外のものを注視するのが嫌なのかもしれませんね。「もっと私を見て!」というアピールなのでしょう。
テレビ裏の配線で遊ばれる
「テレビ裏の配線をネコがかじるので保護テープを巻きました」
コードをかじりすぎて感電したら危ないですから、できれば配線で遊ぶのはやめてほしいですよね。ネコが間違えてかじらないように工夫している飼い主さんもいらっしゃるようです。しかし、せっかく巻いた保護テープまでかじってしまう子もいるとか。
液晶なのに上に乗りたがる
「液晶のテレビなのに上に乗りたがるw 前に傾くけどそこにいたがる」
「実家のネコはもう15歳。ブラウン管のテレビの上で寝ていたころの癖なのか、薄型テレビになったのに上に乗りたがって困る。母が『トラちゃん駄目よ』と声をかけるのですが乗りたがります」
ブラウン管のテレビに乗って「温かいニャ」と思った経験のあるネコさんは、薄型の液晶テレビになっても上に乗りたがるのかもしれませんね。薄いのでモニターが傾くなど、飼い主の皆さんには実害が出ますが、ネコ本人が納得しているなら許してしまうようです。
なぜか夢中になって見る番組がある!
「うちのネコも岩合さんの『世界ネコ歩き』を見ていますw」
「BSのメジャーリーグ中継になると画面の前へ行って、ボールや選手の動きを追いかけています」
写真家・岩合光昭先生の『世界ネコ歩き』は、日本で一番ネコの視聴率がいい番組なんていわれたりします。他にも、野球やサッカーなど、動きの激しいスポーツ中継はネコに人気があるようです。こちらはねこじゃらしと同じで狩猟本能をくすぐられるからでしょうね。
液晶の薄型テレビが普通になってから、テレビの上でくつろぐネコの姿はとんと見掛けなくなりました。かわいらしい姿が見られなくなったのを残念に思う人は多いかもしれませんね。ただ、それでも上に乗りたがるネコもいるとのこと。飼い主がテレビに集中しているときに限って邪魔しにくるなど、ネコとテレビ、飼い主の関係はあまり円満ではないのかもしれません。
読者の中にもネコを飼っている人はたくさんいらっしゃるでしょう。あなたの家のネコさんはテレビとどんな関わり方をしていますか?
(松田ステンレス@dcp)
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