漫画単行本のカバー折り返し部分に「著者近影」が載っていることがあります。ジャンプコミックスの場合は、表紙カバーの折り返し部分に著者の写真や自画像、近況などの簡単なコメントが掲載されていたりします。この著者近影、昭和時代は個性的なものが多くありました。
なぜサングラスをかけているの!?
確かにサングラスをかけた写真やイラストが多かったですね。そのせいか、子どもながらにちょっと怖そうな印象を受けたものです。ただ、宮下あきら先生は家族との写真が掲載されていたり、優しそうなイメージもありましたよ。
作品のイメージと全然違う!
秋本治先生は優しいイメージの写真が多く、両さん的なイメージを持っていた読者は驚きました。車田正美先生はいかめしい写真が多く、作品とのギャップが大きかったです。反対に本宮ひろ志先生などは、作品とイメージが一致していた例ではないでしょうか。
これってどこで撮影しているの?
多くは仕事場で撮影したものだったりするでしょうが、中にはこれはどこなのかと不思議になる写真もありましたね。風景写真だけを載せている先生も多かったです。
なぜこの写真を選んだの!?
筆者も何度かピントの甘い写真が載っているのを見たことがありますね。なんてことのない風景写真の先生も多くいましたし、適当に選んでいたのかもしれません。
コメント書くのが大変そう
最近起こったことをみっちりと書いている先生もいれば、漫談のようなコメントになっている先生、また後半が擬音ばかりで「なんだこれは……」と思う内容の先生もいました。もしかしたら担当編集者からスペースいっぱい書くように言われていたのかもしれませんね。
「サングラス姿の写真が多かった」などは昭和らしさを感じるものですよね。そのせいで作者の先生にいかめしい印象を持った子どもは多かったでしょう。白黒の写真が掲載されていたり、懐かしい昭和テイストを感じることができますから、機会があれば昔のジャンプコミックスを引っ張り出してみてはいかがですか?
(松田ステンレス@dcp)
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