ダイエットを始めようか、と考えてあちこち調べてみると、必ずといっていいほど「基礎代謝」という言葉に出くわすはずです。皆さんはこの「基礎代謝」が何かご存じでしょうか?
ダイエット時だけではなく、普通に生活しているときも意識すべきことなのです。今回はダイエットを行うことの多い女性の皆さんを対象に「基礎代謝」(基礎代謝量)についてご紹介します。
基礎代謝は何もしなくても消費されるエネルギー!
基礎代謝とは「何もしなくても消費されるエネルギー」のことです。
人間は、脳を働かせる、内臓を動かす、体温を維持するといった行動でエネルギーを消費しており、こうした生命活動を維持するための最低限のエネルギー消費量を「基礎代謝量」と呼びます。
基礎代謝量は性別、年齢によって異なります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、18~29歳の女性の場合は「1,110キロカロリー」(参照体重50キログラム)が1日の基礎代謝量とのこと。ざっくり言えば、1日で最低1,110キロカロリーは消費されるということです。
基礎代謝は筋肉量に左右される!
基礎代謝量は「筋肉の量」によって左右されます。
筋肉は体の中でもエネルギーを多く消費する部分ですので、筋肉量が多ければ基礎代謝もアップします。一般的に女性は男性よりも筋肉量が少ないため男性より女性の方が基礎代謝量が少なくなり、また筋肉は加齢によって減っていくため、年齢が高い人も基礎代謝量は少なくなる傾向にあります。
基礎代謝アップには筋トレが重要!
基礎代謝をアップさせると、「痩せやすい体」をつくることができます。
では、どうすれば基礎代謝を上げることができるのでしょうか。
これには、やはり「筋トレ」は効果があるそうです。ただし、ただ筋トレするだけでなく、しっかりと栄養を取ることも必要です。
栄養を取ることは、「栄養を分解するために必要となる酵素を体に取り込む」という意味でも大事なことです。体重を落とすために食べる量を減らし、栄養が不足。その結果、代謝が落ちてしまっては意味がありません。
「筋トレは大変……」という人は、軽い運動をしたり、仕事中に少しでも姿勢を正すなど、日々の生活の中の細かい部分を意識して改善しましょう。それが、基礎代謝を増やす、また減らさないということにもつながるのです。
⇒参照・引用元:「日本人の食事摂取基準2015年版 エネルギー」
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000083871.pdf
(中田ボンベ@dcp)
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