【16選】誰もが知っている有名洋楽の知られざる「日本語訳詞カバー」があった!

とんでも歌謡曲ファンの皆様、ご機嫌いかがでしょうか。今回お贈りするのは、世界的に有名な、誰もが知る「洋楽」の名曲たち。

ただし「日本語で歌いあげられた」、いわゆる「日本語訳詩カバー」と呼ばれるもの。

安心しておススメできる渋い1曲から、原曲のイメージを完全にぶち壊している破壊力抜群のものまで個性が強い16作品を紹介します。

『ネバーエンディング・ストーリーのテーマ』羽賀健二

ファンタジー映画『ネバーエンディング・ストーリー』はそのテーマソング(リマール作詞・作曲)も併せて世界的に大ヒットしました。そのまさかのカバーです。

羽賀健二 『ネバーエンディング・ストーリーのテーマ』
羽賀健二 『ネバーエンディング・ストーリーのテーマ』 つべより

『スター・ウォーズのテーマ ~カンテナバンド』子門真人

1978年は日本でも『スター・ウォーズ』の1作目(新たなる希望)が公開され大ヒット。そこでこのバージョンがリリースされたのですが……後に監督ジョージ・ルーカスに怒られて回収したという話がある、いわく付きの一曲です。

『ゴッドファーザー ~愛のテーマ』尾崎紀世彦

『ゴッドファーザー』も世界的に大ヒットした映画。ニーノ・ロータ作曲のあの重厚なテーマに歌詞を付けて、なんと尾崎紀世彦さんがカバーしました。

『MY WAY』杉良太郎

フランク・シナトラの大ヒット曲をなんと杉さまがカバー。1978年にリリースされています。ちなみに同曲は布施明さんもカバーしています。

『サニー』勝新太郎

ボビー・ヘブのヒット曲『Sunny』を勝新太郎さんがカバー。歌詞の出来も良く、渋くていい声で、勝さんのオリジナル曲と言われても分からないほどです。

『めざせモスクワ』ダーク・ダックス

ジンギスカンの伝説のモスコゥをなんと「ダーク・ダックス」が日本語歌詞でカバー。コーラスの素晴らしさはさすがの出来栄えです。

『ホテル・カリフォルニア』タンポポ

イーグルスの伝説の名曲を日本語詞で1977年にカバー。ちなみに「タンポポ」(後に平仮名表記の「たんぽぽ」になりました)は、姉妹フォークデュオグループです。

なかにし礼作詞 ホテルカリフォルニア 日本語ヴァージョン
なかにし礼作詞 ホテルカリフォルニア 日本語ヴァージョン なかにし礼が作詞して フォークデュオ、タンポポが歌った ホテルカリフォルニアの日本語ヴァージ...

『ロッキー2/愛は魂』岩城滉一

聴くと階段を駆け上がりたくなるロッキーのテーマを、1979年に岩城滉一さんが日本語詞を付けてカバーしています。

『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』大場久美子

ビートルズの『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』をまさかの日本語訳詞であの大場久美子さんが歌っています。1978年にリリースされました。

『ヘルプ!』内田裕也、尾藤イサオ

ビートルズの名曲『Help!』を、不屈のロックンローラー内田裕也さんと尾藤イサオさんがカバー。バックは「ブルージーンズ」が務めています。

『イエロー・サブマリン音頭』金沢明子

ビートルズの『Yellow Submarine』をまさかの音頭でカバー。日本語訳カバー史に残る一作です。こうなると盆踊り大会でかけても大丈夫ですね。

『カム・トゥゲザー』小山ルミ

ビートルズの『Come Together』のカバーです。日本語詞が独自で、カバーというよりここまでくると「替え歌」!?と思ってしまうかもしれません。

『宇宙のファンタジー』フォーリーブス

アース・ウインド・アンド・ファイアーの大ヒット曲『宇宙のファンタジー』をなんと日本語詞でフォーリーブスがカバー。ちなみにあのキャンディーズも解散コンサートで同曲をカバーしたことがあります。

『コンドルは飛んで行く』坂本スミ子

知らない人はいないアンデスのフォルクローレ『コンドルは飛んでいく』。サイモン&ガーファンクルのカバーが最も有名ですが、実は日本語詞のバージョンがあるのです。

『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』DJ OZMA

日本でも大ヒットした曲ですが、これは韓国の歌手DJ DOCの『Run to you』のカバー。でも原曲はボニーMの『Daddy Cool』とのこと。

『イエスタデイ・ワンス・モア』内山田洋とクール・ファイブ

カーペンターズの名曲を内山田洋とクール・ファイブが日本語詞でカバー。クール・ファイブっぽい、独特の味わいがある仕上がりになっています。

内山田洋とクールファイブ-イエスタディワンスモア
内山田洋とクールファイブ-イエスタディワンスモア youtubeからの転載です

聞いたことのある名曲ばかりですよね。「王様」による日本語への直訳洋楽カバーも有名ですが、それとこれは別路線。

力ある作詞家たちが独自の歌詞を当て込んでいるこれらの日本語訳詞カバーは、独自の進化が遂げられていて実に味わい深い逸品と言えるでしょう。

(牧瀬ポンデリン@dcp)

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