【検証】『DRAGON BALL』で孫悟空は何回「仙豆」を食べたか?

鳥山明の代表作『DRAGON BALL』にはさまざまなアイテムが登場します。その中でも「ここぞ!」というときに登場人物たちの助けとなったのが「仙豆」です。

「仙豆」はカリン塔にいる仙猫カリン様が栽培している豆で、食べると瀕死の傷もたちどころに回復するというチートのようなアイテムで、比較的初期に登場したアイテムの中ながら全編を通して登場しつづけたアイテムです。では、この仙豆は作中で何度使われ、また主人公・孫悟空は何度助けられたのか、『DRAGON BALL』全42巻から数えてみました。

仙豆を使ったシーンは作中に36回登場

最初に仙豆が登場したのが「其之八十八 カリン塔のカリン様」(ジャンプコミックス8巻)でした。桃白白(タオ パイパイ)を倒すために、1日かけてカリン塔を登ってきた悟空が仙豆を食べて空腹を満たし、体力を回復させました。このときはまだ「1粒でおなかがいっぱいになる豆」という扱いでした。

「傷が立ちどころに治る」といった描写は、「其之百五十 カリン様もなやむ」」(ジャンプコミックス13巻)からです。ピッコロ大魔王との戦いでボロボロになった悟空が、仙豆を食べて復活しました。

以降、仙豆は「重傷でも一瞬で治るチートアイテム」として、要所要所で悟空たちの傷を癒やします。

初登場の8巻から最終42巻まで調べたところ、登場キャラクターが仙豆を食べて回復した(したとされる)シーンは36回(ヤジロベーの食べ過ぎを含めると37回)ありました。ほぼ1巻に一度以上のペースで仙豆が使われていることになりますね。

使用された仙豆の粒数も、使用シーンに準ずるため「36粒」(コミックス13巻でヤジロベーが暴食した際に何粒食べたのかは不明)となります。

孫悟空は何度仙豆に助けられた?

全部で36粒使われた仙豆ですが、悟空自身は何度助けられたのでしょうか? 悟空が使用したシーンを以下にまとめてみました。

1回目:初めてカリン塔を登ったとき(8巻「其之八十八 カリン塔のカリン様」)
2回目:ピッコロ大魔王戦で負った傷を回復(13巻「其之百五十 カリン様もなやむ」)
3回目:天下一武道会で負った傷を回復(17巻「其之百九十四 ドラゴンボールの贈りもの」)
4回目:蛇の道で消耗した体力を回復(19巻「其之二百二十 わずかな光」)
5回目:ベジータ戦で負った傷を回復(21巻「其之二百五十 孫悟空 復活!!」)
6回目:宇宙船での特訓の傷を回復(23巻「其之二百七十 大戦争の予感」)
7回目:宇宙船での特訓の傷を回復(同上)
8回目:宇宙船での特訓の傷を回復(同上)
9回目:19号との戦いで負った傷を回復(29巻「其之三百四十二 悟空、敗れる!」)
10回目:セルジュニアとの戦いで負った傷を回復(35巻「其之四百九 本気対本気」)
7回目と8回目はナレーションでの説明

悟空が仙豆を使ったのは10回です。36回中10回ですから、自身で使うことはそこまで多くありません。瀕死になった仲間に食べさせたり、時にはセルにも食べさたりなど、他のキャラクターが食べる描写のほうが多いのです。

ただ、天下一武道会決勝でマジュニアと戦い、体に穴が空くほどの大けがを負ったときや、宇宙船で自分の放ったかめはめ波の直撃を受けて瀕死になったときなど、本当に危ないときに助けられています。特に宇宙船での特訓シーンでは、傷を治すだけでなく短期間で戦闘力を大幅に上昇させるのにも役立ちました。

仙豆がなければ、数々の激しい戦いで勝利を収めることができなかったのは間違いないでしょう。

仙豆不足の謎

原作漫画で悟空が仙豆に助けられたのは「10回」でした。もっと多いイメージがありましたが、全使用シーンの3分の1以下とそこまで頻繁に頼っていたわけではありません。さすがに便利すぎるアイテムだからか、中盤以降はなぜか不足するようになりましたし、それが使用回数に影響しているのかもしれません。

初期は壺いっぱいにありましたし、カリン様自身は何年も食事を取らなくても平気なため、そんなに多く消費されるはずはないのですが……。もしかしたらヤジロベーが横流ししていたのかもしれません(笑)。

(牧瀬サイクル@dcp)

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