男性の皆さんは、中学生の頃「不良」や「ワル」に憧れを抱きませんでしたか?
といっても、あくまで憧れているだけなので、短ランや長ランといった変形学生服を着る勇気はありませんでしたよね。そのため、学生服のボタンの留め具を「喧嘩上等」などの文字が入った裏ボタン(チェンジボタン)に交換して、「ちょっとした不良気分」を味わっていた人も多いでしょう。今回は、この「裏ボタン」の思い出を聞いてみました。
みんな通販で買っていた
「みんな雑誌の不良グッズ通販広告を見て買っていた」
「普通にお店で売っていなかったので、裏ボタンを買うときは必ず通販だった」
都会には専門店があったかもしれませんが、地方だと通販でしか買えませんでしたね。友人が注文するときに一緒に頼んでもらったりもしました。
交換のときに留め具の爪を折ってしまう
「学生服に最初から付いているプラスチックの留め具を外す際に、爪を折ってしまうことがあった」
「留め具がプラ製だったので外す際に爪が折れた。スペアもどこにあるか分からず、仕方なく購買で注文したのを覚えています」
留め具は樹脂製なので強引に取ろうとすると折れることがありましたね。留め具だけでなく裏ボタンの金属の爪も、何かの拍子に曲がったりしました。
親に見つかって怒られた
「学生服をハンガーに掛けようとした母親に見つかり、めちゃくちゃ怒られた。すぐに元の留め具に変えられた」
「買った裏ボタンが家に届いたときに親が包みを開けてバレた。『なんでこんなの買ったの!』と母親に怒られ、没収されてしまった」
裏ボタンだからバレないと思っていても、意外とあっさりバレましたよね。筆者は通販で買った際はばれないよう、祖父母の家に届くよう裏工作をしていました(笑)。
チェーン付きがかっこいいけどよく引っかかる
「裏ボタンをチェーンでつないだものがあってかっこよかったけど、何かにつけて引っ掛かった」
「チェーンは、学生服を脱ぐときによく指が引っかかった。そのたびに輪の部分が曲がって自分でペンチで直したりした」
チェーン付きの裏ボタンもありましたね! チェーンありのほうがより「ワル」な感じが出てかっこよかったです。
先輩からもらった
「新しい裏ボタンを買ったからと、先輩からお古の裏ボタンをいっぱいもらったことがある」
「ちょっとワルな先輩と仲が良くて、使わなくなった裏ボタンをもらった。自分もその裏ボタンを後輩にあげたりして、代々継承するみたいな流れになってしまった」
先輩からもらったり、クラスメートからもらったりすることもありましたね。お互いに交換することもありましたし、コレクションアイテムとしても楽しめました。
本物の不良はもちろん、ワルに憧れる普通の学生にも重宝された裏ボタンの思い出をご紹介しました。もちろん校則違反なのですが、裏ボタンに変えたり、襟のカラーを外したりするのは、ちょっとした不良気分が味わえる学生服の着こなしでしたね。同じように学生時代に裏ボタンを付けていた人は、どんな思い出がありますか?
画像提供:学生ショップ一番街
http://schoolshop.jp/
(松田ステンレス@dcp)
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