「本屋に行くとトイレに行きたくなる」のは「青木まりこ現象」! 

「本屋に行くとトイレに行きたくなる」という経験はありませんか?

実はこの現象には「青木まりこ現象」という名前がありますが、その原因についてはいまだはっきりとは分かっていません。人体には、この「青木まりこ現象」のほかにまだ、科学・医学で証明されていないものがたくさんあります。今回は、このような「人体あるある」現象や効果を紹介します。

青木まりこ現象

「本屋に行くとトイレに行きたくなる」現象を「青木まりこ現象」といいます。ある雑誌の読者投稿コーナーに投書した、女性読者の名前から付けられたといわれています。原因については解明されていませんが、

・本の紙やインクのにおいによる刺激が原因
・自律神経の過敏反応が原因
・緊張感など精神状態の影響が原因

など、さまざまな説があります。

セルフ・ハンディキャッピング

「試験の前日に急に部屋の掃除をしたくなった」という経験がないでしょうか。この現象を「セルフ・ハンディキャッピング」といいます。これは「あらかじめ失敗に対する予防線を張っておくこと」です。例の場合には、試験の成績が悪かったときに「部屋の掃除をしていて勉強しなかったから」と言い訳できるように逃げ道をつくっているわけです。自分を守ろうとする心理状態からこのような行動を起こすと考えられます。

プラシーボ効果

「思い込み」が体に影響を及ぼす効果を「プラシーボ効果」といいます。医師が「これは〇〇の薬だ」と言って渡した錠剤(実際には薬理効果がないでんぷんなど)を飲むと、実際にそのような効果が現れるというものです。人間の思い込みが体に実際の効果を及ぼすと考えられています。

ファントムバイブレーションシンドローム

「ポケットに入れていたスマホのバイブが振動した……と思ったらメールも着信もなかった」という経験はないでしょうか。このような現象を「ファントムバイブレーションシンドローム」といいます。メールや着信を待っている心理状態だったり、ストレスを感じていたりする人に起こりやすいといわれています。

光くしゃみ反射

陽の光などの強い光を見ると、くしゃみが出るという人がいらっしゃいます。このように光の刺激が誘因でくしゃみが起きる現象を「光くしゃみ反射」といいます。鹿児島大学の研究グループによって「光くしゃみ反射は日本人の約25%に起こる現象で、優性遺伝によって伝えられると推察できる」と報告されています。強い光が鼻汁分泌(ぶんぴつ)細胞群を刺激し、その結果として「くしゃみ反射(鼻腔(びくう)に入った異物を鼻汁ごと激しい鼻息で吹き飛ばし排出する反射)」を起こすと考えられています。

つり橋効果(つり橋理論)

人間は「不安や恐怖を強く感じる状態で出会った人に対して恋愛感情を持ちやすくなる」といわれます。これは、実際には「外的な条件(つり橋による恐怖)による興奮」と「恋愛感情による興奮」を混同し、錯覚してしまうために起きる現象です。実験を実際のつり橋で行ったことから「つり橋効果」といいます。

カクテルパーティー効果

酒屋での飲み会のようなにぎやかな場所でも、興味のある人の会話や自分の名前などは聞き取ることができたりします。このような「自分に必要な情報を聞き分けられる」ことを「カクテルパーティー効果」といいます。

ジャーキング

眠りをしているとき、あるいはうとうとしているときに、突然体がびくっと痙攣(けいれん)することがあります。この現象を「ジャーキング」といいます。ジャーキングは年齢や性別には無関係に起こりますが、成人してから経験する人が多いといわれます。これは覚醒から睡眠に移行するときに脳の働きが不安定になり、脳から誤った指令が出るために起こる現象だと考えられています。特に病気ということはありませんので、ご心配なく。

ロミオとジュリエット効果

何らかの目的に対して障害があったほうが、目標への意欲が高まる心理現象」を「ロミオとジュリエット効果」といいます。例えば、小さい子供が親に「〇〇は危ないから行ってはいけない」と言われると、かえってそこに行きたくなったりしますよね。「行ってはいけない」という障害があると、それを乗り越えたくなってしまうのです。

ハネムーン効果

学や就職・転職など、新しい環境になると、しばらくの間はやる気が出たりしますね。また、研修やセミナーを受けた後も、しばらくモチベーションが高い状態になったりします。このように新しい刺激によって高揚した精神状態になることを「ハネムーン効果」といいます。ハネムーンは結婚後の1カ月間を指す言葉で、新婚の夫婦のように気持ちが高ぶることからきているとされます。

ハングオーバー効果

記「ハネムーン効果」とは逆に、同じ環境に置かれた状態が続くと、初期に比べてやる気がなくなったり、モチベーションが下がったりします。このような現象を「ハングオーバー効果」といいます。初めはやる気があっても、やがて新しい刺激にも慣れ、やる気がなくなってしまうのです。


今回紹介した「人体あるある」現象や効果、ちゃんと名前がついているのが面白いですね。雑学のネタとしても面白く誰でも共通の話題ですので、お酒の席などで披露すると喜ばれるかもしれません。

(篠田コンパネ@dcp)

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