「逆まつげ」とは? 原因と対策は?

まつげは通常、眼球の外側に向かって生えています。これとは逆に眼球側に向かって生えてくるのが「逆(さか)まつげ」です。とても痛い逆まつげですが、何が原因で逆まつげになるのでしょうか。

逆まつげは3種類に分けられる

目に異物が入らないように守ってくれるまつげは、本来はまぶたの縁から外側に向かってカールするように生えています。しかし、これが眼球の方に向かって生えたり、カールしてくるのが「逆まつげ」です。

逆まつげになると、眼球にまつげが当たります。重度になると、角膜を傷つけたり炎症を起こすこともあるのです。

逆まつげには、まつげそのものが眼球側に生える「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」「睫毛内反(しょうもうないはん)」と、まぶたの縁が眼球側に向いてしまうためにまつげが眼球に当たる「眼瞼内反(がんけんないはん)」の3種類があります。

●まつげがいろいろな方向に生える「睫毛乱生」
正常な状態のまつげは、眼球に当たらないように外側にカールしています。「睫毛乱生」になると、まつげがいろいろな方向に向いてしまいます。この「睫毛乱生」は高齢者に多く見られるものです。原因は、加齢によってまつげを支える筋肉が衰え、まつげを均一な向きに保てなくなることです。

一本だけが眼球に向いている場合もあれば、複数のまつげが眼球に当たるような場合もあります。乳幼児に見られる「睫毛内反」とは異なり、自然に治ることはありません。

●まつげが眼球に向かって生える「睫毛内反」
乳幼児に多く見られる逆まつげです。まつげは目の周りの筋肉に支えられて生えるのですが、乳幼児はこの筋肉の発達が十分ではありません。そのために、まつげが眼球のほうに向いてしまうことがあります。成長に伴ってまつげの生え方は正常になるので、「睫毛内反」は自然に治る場合がほとんどです。

●「眼瞼内反」
加齢によってまぶたの皮膚がたるんだり、筋力が低下することで、まぶた自体が内側に向いてしまいます。こうなると、まつげの生え方そのものは正常だとしても、眼球に接触することになってしまいます。

逆まつげの対処法

逆まつげは眼科で処置してもらうことができます。症状にもよりますが、以下のような処置がなされます。

●まつげを抜く
眼球に接触するまつげが少ない場合、そのまつげを抜くことで対処できます。ただし、まつげは抜いてもまた生えてきます。同じ方向に生えてくると逆まつげを繰り返すことになるので、時々眼科に行って抜いてもらうことになりますが、本数が少ないようであれば手術をしないというのも選択肢の一つです。

●点眼薬

場合によっては目薬や軟こうを処方して様子を見るということもあります。ただし、これはまつげが接触した眼球の炎症を治療する目的です。

●手術をする
症状によって手術の方法は異なりますが、しっかり治すためには手術が必要です。比較的簡単な手術なので1時間ほどで終わり、料金は保険適用で3割負担の場合1万円ほどというのが一般的なようです。

目がチクチク、ゴロゴロとする逆まつげですが、眼球を傷つけてしまう恐れがあります。逆まつげが気になったら、まずは眼科医に相談してみるのが良いでしょう。

(松田ステンレス@dcp)

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