「スギ以外」で花粉症を引き起こす花粉とは?

もはや「花粉症」は国民病などといわれます。しかし、花粉症は春先の「スギ花粉」によるものだけではありません。他にも花粉症を引き起こす花粉があります。

スギ花粉以外にはどんなものがある?

花粉症の原因となるのはスギ花粉だけではありません。実は意外な植物の花粉もその原因となることがあります。以下に花粉症を引き起こす主な花粉と飛散時期をまとめてみました。

●スギ花粉
おなじみのスギ花粉のピークは2~4月ですが、実は関東地方などでは年間を通して飛散しています。ですので、ひどいスギ花粉アレルギーの人は、春のピーク以外の季節もアレルギー症状が出ることがあります。

●ヒノキ花粉
ヒノキもアレルギー症状を持つ人が多い花粉です。飛散のピークは3~5月上旬で、それ以外の時期はほとんど飛散していません。しかし2018年は昨年比で428倍の量が飛散するなど、年々飛散量が増加しているの注意が必要です。

●イネ花粉
イネや麦、またススキなどのイネ科の植物の花粉も、アレルギー症状の原因となります。イネ科の植物は非常に多いため、ほぼ年間を通して花粉が飛散します。たとえば公園などに自生するカモガヤは5~6月、お月見でおなじみのススキは9~10月と時期が異なります。

●シラカバ(シラカンバ)花粉
シラカバは北海道に多く自生しているため、その花粉は主に北海道や東北地方で飛散します。飛散ピークは4~6月。北海道にはスギがほとんど生えていないためスギ花粉の花粉症患者はほとんどいませんが、シラカバ花粉アレルギーの人が多いそうです。

●ハンノキ花粉

カバノキの一種であるハンノキも花粉症の原因となる木です。その花粉は1~4月にかけて全国で飛散し、ピークは3~4月。関東など一部の地域では特に多く飛散します。それ以外の季節は飛散がごくわずかです。

●ブタクサ花粉
公園や河川敷など身近な場所に広く分布しているブタクサも、その花粉がアレルギー症状を引き起こします。9~11月にかけて飛散し、特に9~10月に飛散のピークを迎えます。秋に花粉症の症状が出た場合は、その多くがこのブタクサによるものでしょう。

●ヨモギ花粉
七草の一種であるヨモギも、ブタクサと同じキク科の植物。ですので、その花粉がアレルギー症状を引き起こす場合があります。飛散のピークはブタクサと同様に秋季で、9~10月がピークとなります。

●イチョウ花粉
道沿いに植えられていることも多いイチョウの木も、その花から花粉が飛散します。飛散のピークは地域にもよりますが、一般的には4~5月とされています。

花粉症を引き起こす主な花粉はこのようなものがあります。中には時期が重なっているものもあり、その場合は二つのアレルギー反応を起こすため症状が重くなります。またスギ花粉とヒノキ花粉のように、ちょうど飛散のピークが終わるタイミングでうまくバトンタッチするものもあるため、複数のアレルギー症状を持つ人は油断できません。

ほかにも、花を付ける植物であるならば、その花粉でアレルギー症状を引き起こす可能性があります。環境省が発表している主な花粉の資料によれば、たとえば身近なものでは、

・リンゴ花粉
・ミカン花粉
・イチゴ花粉
・トマト花粉
・バラ花粉

などが日本でアレルギー症状の発症が報告されているものです。

花粉の飛散量は年々増加しており、それに比例して花粉症患者の数も増加しています。現在花粉症でなくても、将来急に発症することもあります。花粉の飛散時期になってアレルギー症状に似た症状が出たら、早めに専門医の診察を受けてアレルギー物質を確認するようにしましょう。

⇒参考記事:『環境省』「花粉症環境保健マニュアル」
https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/manual.html

(松田ステンレス@dcp)

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